グローバルに働く公認会計士のブログ

オーストラリアで働いています

公認会計士としての海外赴任(2)

前回の記事でBig 4で働く公認会計士が海外に赴任するタイプは大きく分けて2つあると話しました。

私は、その中でも現地チームにアサインされる赴任形態を望んで選択しました。その理由は、
1. 早く海外に行きたかったから。
タイプ1は、だいたいのケースでマネジャー以上が選考の対象になります。一方タイプ2は、シニアクラスで選考されます。
2. 英語力もアップしたかったから。
当然現地チームに入るので、常に英語のコミュニケーションが求められます。英語環境に身を置きたかった私には、こちらのほうが良いと判断しました。
3. 英語に不安があったから。
仕事内容は、日本で行っていることと大差はありません。同じ基準で同じシステムを使って英語で仕事をします。英語に不安があっても専門知識があればなんとか戦えるのではと考えました。

メリットは、上記で述べた私の理由とほぼイコールですが、デメリットもあります。
1. 赴任先では、ポジションが一つ下がる。
英語の壁があるので、赴任先では一つポジションが下がり、日本で自分が指示を出して部下がやっていたことを、私がやったります。
2. 仕事内容が日本と大差ない。
上記3で述べた内容ですが、逆にデメリットでもあり、ルーチンの作業は一緒なので、そこから得られるものは極端な言い方をすると英語力だけになる可能性もあります。もちろんクライアントが全然違うので、イシューも異なって日本では経験できないこともたくさんあります。
3. 給料が下がる。
これは赴任先にもよるかもしれませんが、現地スタッフと同様の給与テーブルが当てはめられます。ポジションが下がることもあり、日本からの手当はあるものの、給料が下がるケースが多いと思います。

これらを考慮しても、英語の環境に身をおけるメリットは今後にとってもとても重要だと判断して、私は希望しました。

Ryohei